なっちライヴ~ヴァンサンク・ツアー~ に思う
昨日書くつもりだった記事です。
衝撃のニュースでぶっ飛びましたが^^
安倍なつみコンサートツアー2007春 25~ヴァンサンク~
千秋楽、愛知厚生年金会館、夜公演のみ行ってきました。
今回はライヴのレポと言うよりは“感じた事”を中心に書きます(毎度か?)
今回のツアー最大の目玉は 「生バンドによる演奏」。
そう。ハロおなじみのオケコンではなくバンドです。別にオケコンを否定するつもりは無いんですが、バンドやってる身としては やっぱ楽しみ倍増です。
ツアータイトルにあるとおり、ミニアルバム「25~ヴァンサンク~」の曲を中心にした構成。アップテンポの曲もありますが、全体的にはミディアムテンポの曲が多く しっとりとした感じのライヴでした。
やっぱ、素晴らしいよ、なっちは。
本当に上手い。そして気持ちがいい。
約2時間、とても丁寧に歌い上げてくれました。
で、そんなライヴを観て思ったことなんですが・・・・
今回の同行者は女性。過去にハロプロコンと娘。コンを各1回ずつ経験。自身も名古屋を中心にイベントアイドルとして活動し、時には営業で東京などへも出向いている人です。勉強を兼ねて今回のライヴをとても楽しみにしてました。
そんな彼女とライヴ終了後、軽く飲みながら話しておりました。
「良かったね~」「やっぱ、なっち凄いね~」
なんて話しをしながら、やがて互いに違う部分の本音が出てきました。
ここからは、多くのなち推しを敵に回す文章かもしれませんが、
正直書きますね。心底思ったことだから。
2人共が強く感じた事・・・・・・・・
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なっちの変化や成長に、ファンが付いていけてない
彼女、少々ご立腹でした。「歌が聴こえない」と。
「私、アルバム「25~」が凄く好きで、今日はなっちの歌を聴きに来たの。でもヲタの声でなっちの歌が聴こえない」って。
正直、おいらもそれを強く感じました。
今回のバンド編成は
ドラム、ベース、ギター、鍵盤、サックス&ウィンドシンセ、バイオリン
の6人編成。
ドラムのキックは抑え目、ベースはほぼフラットなイコライジング、ギターはエレキ(テレキャスがメイン)とアコギを併用、鍵盤はなんとグランドピアノ使用。シンセもありましたがオーケストラヒットやシンセブラスは使わず終い。そこに管と弦。
つまり、バンドとは言え「準アコースティック仕様」です。
カジュアルディナーショー→渋谷O-EASTイベントライブの流れをそのまま引き継いで少々厚めにした程度の編成です。「だって生きていかなくちゃ」でギターがシタール・シュミレーター使ったりして原曲のイメージも大事にしてましたが、基本的には別バージョン。「アコースティック・バージョン」と言い切ってもいいくらいのアレンジでした。
そこに・・・・・・
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PPPH(*1)は要らんでしょう。
もっと言えば、サイ(*2)も要らんでしょう。
前にも書きましたが、このミニアルバム「25~ヴァンサンク」には、つんく♂が絡んでません。つんく♂プロデュースから離れ、アルバムタイトルにあえて年齢を刻み、ほとんど経験の無いバンドスタイルでのツアー。
なっちは変化してる。なっちは成長を望んでる。
最後のMCでなっちが言った言葉
「これからどんな方向へ進もうと、皆さんあっての安倍なつみです」
これをどう解釈するか?
ヲタ的気持ちが判らんでは無い。
娘。時代からなっちを応援してきた多くの人達からすれば、
「なっちのライブは、こうだから」って感じなんだろう。
いつまでも
「俺たちのなっち」で居て欲しいのかもしれない。
でもね、なっちは変化を求めてる。
いや、最初から彼女は“アイドル”で居る事を望んでなかった。
渋谷O-EASTライヴDVDのインタビュー
「好きな音楽ってバンドが多くて・・・・」
「だから“ロックヴォーカリストオーディション”受けて・・・・・」
そう。彼女はただ、歌いたくて伝えたくて歌手になった人。
別にアイドルになりたかった人じゃない。
だからと言って、娘。時代を含めた「アイドル 安倍なつみ」を彼女自身が否定しているわけじゃないと思う。それがあって今の自分があることは百も承知しているはず。だからデビューからの10年間を支えてくれたファンに対して心底感謝してるはず。そしてファンを愛しているはず。
それを踏まえたうえで・・・・・
「歌手 安倍なつみ」を観て聴いて知って欲しいんだと思う。
熱狂的なファンにこそ「なっちの“歌”」を聴いて欲しいんじゃないかな?
だからこそ、今ツアーがこういった構成になったんじゃないのかな?
今回のツアー、
もし客席全員が手拍子のみで観てたら、盛り上がらなかったかな?
おいらは、そう思わない。
むしろ、凄く雰囲気のいい「なっちワールド」が楽しめたんじゃないかな?
ここにもよく書くけど、おいら基本的には音楽は自由に楽しめばいいと思ってる。 「こういう音楽はこう聴きなさい」ってスタイルを押し付けるのは違うと思ってる。
でも・・・・・・・だ。
そこそこ音楽に敏感であれば、それなりの“スタイル”は出来上がってくるものでしょう。本気で曲を聞き込めば、その曲が持ってる“世界観”が掴めるでしょう。
なっちに限った事じゃないけどね。他のハロ系ライヴでもそう。
曲によってはサイ無しで手拍子だけでいいんじゃね? ロミオ(*3)ってさ、動き的に表ビートじゃん。今時の曲ってほとんど裏ビートじゃん。合わないんだってば、曲に。
ベリの「蝉」とか、ごっちんの「シンガポール・トランジット」とか、他にもいっぱいあるけど「スローorミディアムテンポ=ロミオ」って、あまりにも単純じゃないかな?
ステージ上って、意外なほど客席が見えてるもの。自分に向って強いスポットが当たってない限り、かなり後席まで見えてるよ。最近ハロ系でよく使われるキャパ1600~2000くらいの会場なら、1階席の真ん中辺りまでは客の顔まで見えてる。2階席も照明次第じゃ5列目くらいまで見えるはず。
だから例えサイ持ってなくても、例え手拍子だけでも、もっと言えば手拍子すら無くても、客席が楽しんでる事はステージ上のアーティストにもしっかり伝わる。
娘。春ツアーの「春 ビューティフル エブリデイ」ってさ、イントロからAメロまでって凄く雰囲気良いと思った。エリリンがイントロで「みなさ~ん、手拍子お願いしま~す」って言うじゃん。それでみんな手拍子するじゃん。
それがBメロになるとPPPH始まっちゃってさ、歌ほとんど聴こえなくなっちゃうよね。
1曲通して手拍子で聴いてあげてもいいんじゃないのかな?ああいう曲は。
これもよく書くことだけど、おいらPPPHもサイも決して否定してる訳じゃない。娘。コンやハロプロコンにはサイ持っていくし、曲によってはデカイ声でPPPHするよ。 アイドル文化の1つとして、サイやPPPHがあって良いと思う。
でもそれもTPO次第。娘。春ツアー、半分近い曲はサイは脇に挟んで見てた。PPPHは「ザ☆ピース」と「ハッピー☆彡」だけかな。
やっぱり曲が大事。曲が持ってる世界観が大事。
伝える側の意図を客席も感じ取ってこそ、ホントにひとつになれると思う。
ハロのライヴって、もっともっとカッコよくなれると思うんだけどな。
*1 「PPPH」
ヲタ語。「パン、パパン、ヒュ~」あるいは「パン、パパン、ハイッ!」の略
*2 「サイ」
略語。サイリウム。ペンライトも含み表現される場合がある。
*3 「ロミオ」
ヲタ語。比較的スローな曲で、ステージに向ってゆっくりサイリウムを振る行為)
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コメント
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投稿: 알뜰폰 소액결제 | 2022/01/08 00:31